「ふつう」を見直し、認め合うことが共生社会への第一歩
──勇気を出して行動することが、社会を変えるきっかけになるかもしれませんね。上山さん、宇山さんは共生社会に対してどのように向き合っていきたいと思われますか。
上山:アーチェリーというスポーツは、すでに社会が目指す“共生”ができている状態なのかなと思っています。僕らが大会に出場し続けることで、パラの選手が全日本に出るというのが不思議ではなくなってきているんですね。もう当たり前のことなので、パラだからといって特別な目で見られることもない。スポーツの世界だけでなく、社会全体がそうなっていくことを願っています。そのためにも、僕自身もっといろんな大会で活躍して様々な発信をしていきたいですね。
宇山:僕はありがたいことに顔と名前を覚えてもらっているので、これを活用して共生社会に向けた会社の姿勢や取り組みを紹介していきたいですね。あと、平山さんがお話しされていた「ふつう」を見直すことってとても大事だと思うんです。みんなの多様な「ふつう」を理解し、互いを人として尊敬し認め合うことが共生社会につながっていくからです。人は一人では何もできません。スポーツを例にとっても一人じゃ大会も開催できないし、コーチも受けられず、道具だって作れない。だから、みなさんも人生で関わる人は自分の財産だと思って大切にしてください。それを心がけることで、自分も社会ももっと豊かになっていくはずです。
──ありがとうございます。最後に、一言ずつ本日のご感想をいただけますか。
上山:自分がやってきたスポーツを通して、このような場でお話しさせていただけたことを光栄に思います。僕はこれからも引き続き選手として挑戦していくので、変わらぬご声援をよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。
宇山:今日は上山さんが真面目にお話しされていて驚きました(笑)。僕は選手を引退しましたが、上山さんを筆頭にまだまだ三菱電機のトップアスリートたちは活躍を続けていきますので、応援していただけるとうれしいです。僕も一サポーターとして力強く活動していきます。また、みなさんも東京にお越しの際は、ぜひMEToA Ginzaにお越しください。楽しいイベントを企画してお待ちしております!

オンラインでアスリートに質問!
当日は三菱電機グループの社員からの問いかけに答える、オンライン質問コーナーも実施。フェンシングをやっている娘さんへのアドバイスや、スポーツを通じた絆の深め合いといった、ここでしか聞けない貴重な回答もあり、有意義な交流の場となりました。


アスリートがIRO×IRO STADIUMを体験!
「IRO×IRO STADIUM」でも大好評だった、4つのオリジナルデジタルスポーツにアスリートのおふたりが挑戦! アーチェリーに着想を得た「Just AIM」で高得点を出した上山さんには、宇山さんも喝采。それでも満足いかなかったのか、「もう一回いいですか」と上山さんが闘志を見せる場面も。「知っているスポーツとはやり方が違うからむずかしい」と言いながらも、次々と楽しそうにプレイの腕を競い合うおふたりの姿に、アスリート魂を感じるワンシーンでした。




