競技を離れても先輩後輩のいい関係

──フェンシングの宇山さんと、アーチェリーの上山さん。ご活躍の競技は違えど、おふたりはどちらも同志社大学のご出身で、共に三菱電機の社員です。ふだんからよく交流もされているんですか。
上山:つきあいは長いですね。最初、宇山さんが三菱電機に入社したときに、同じ大学だというので学部を聞いたら、「商学部です」と。なんだ一緒やん!となり、「じゃあゼミは?」と訊ねると、これまたおんなじ。そこからもう僕の飲み仲間になりました(笑)。
宇山:ただ僕は東京、上山さんは大阪と、拠点が違うのでいつも会えるわけじゃないんです。それでも上山さんが東京本社に来るときは必ず連絡をくれて、一緒に食事をしながら近況報告をし合ったり、スポーツを社内で盛り上げるにはどうしたらいいか作戦会議をしたりと、仲良くしていただいています。
──宇山さんは、10月に引退を発表されました。あらためて競技生活を振り返ってみての心境をお聞かせください。
宇山:これまで熱い応援をいただきまして、本当にありがとうございました。選手時代はたくさんのチャンスをいただきましたが、それをつかむことができたのは多くの声援とサポートがあったからこそ。みなさまのおかげで、とても恵まれた競技人生を送ることができました。これからは別のカタチで恩返ししていきたいと思います。
上山:最後に素晴らしい結果を残して、理想的な締めくくりになったよね。本当におつかれさまでした!
──今後は三菱電機の社員として、新しいことにチャレンジしていかれるそうですね。
宇山:まずは宣伝部の一員として、担当するMEToA Ginzaを盛り上げることを第一のミッションに掲げています。これまではアスリートとしてPRしてもらう立場でしたが、これからはみなさんに三菱電機グループの魅力をご紹介していく側。少しずつ経験を積んでいくことで、会社への貢献はもちろん、アスリートの仲間たちや応援してくださったみなさまに還元できるものを探っていきたいですね。