イベントレポート

イベントレポート

Water Journey in Ginza水の循環でつながる世界

開催期間:2018年10月3日(水) 〜 2018年12月12日(水)

“湯水の如く”という言葉があるように、毎日の暮らしの中で当たり前に使っている水。しかし、水は無尽蔵ではありません。限りある水をムダにせず、絶え間なく循環させていくために、実は見えないところでさまざまな技術が使われているのです。METoA Ginza第9弾イベント「Water Journey in Ginza — 水の循環でつながる世界」は、そうした貴重な水資源や水の循環を楽しく学び、体験できる場として、たくさんの方々からご好評いただきました。皆さまから寄せられたお声とともに、イベントを振り返ってみましょう。

不思議な仕掛けのオブジェで「水の循環」を表現

日本の年間降水量は、世界平均の約1.6倍ありますが、人口ひとりあたりに換算すると世界平均の約4分の1程度。“湯水の如く”どころか、水は世界に比べて少ないのが現状です。それでも日々不自由なく水を使えているのは、さまざまな整備や技術によって、限りある水資源を循環させているから。なかでも三菱電機は、「オゾナイザー」や「マイクロバブル」といった水をキレイにする技術や、水を再利用して節水する取り組みなどにより、「水の循環」を支えています。

「Water Journey in Ginza — 水の循環でつながる世界」は、そんな三菱電機と水との関わりを通じて生まれた、ユニークな水のエキシビション。一風変わったオブジェから癒しのアクアリウムまで、多彩な水の世界をみなさまにお楽しみいただきました。

たとえば、METoA 1(1F)に登場したシンボルオブジェ「Water Circulation」は、あっと驚く仕掛けで「水の循環」を表現。流れ落ちる水が、止まったり上ったりしているように見える、なんとも不思議な作品です。「これは本物の水ですよね。どうしてこんなふうに見えるんですか?(50代女性)」と質問される方も続出。タネは特殊なストロボの発光を利用した目の錯覚によるものなのですが、「仕組みを聞いてもやっぱり不思議! おもしろいですね(40代女性)」「シンプルだけどすごく素敵。ずっと眺めていたくなります(30代女性)」と評判も上々でした。

マナティーとふれ合える癒しの水空間

METoA 2(2F)では、壁一面に広がるMEToA VISIONと床のプロジェクションによるバーチャル水族館「マナティーと光のアクアリウム」を展開。フロア全体を水の空間に見立て、足元や巨大ディスプレイの中で雄大に泳ぐマナティーたちと心ゆくまでふれ合っていただこうという趣向です。とてもかわいらしいマナティーの姿は、鳥羽水族館に監修をお願いしました。「これはすごく癒やされます。マナティーかわいいです!(30代カップル)」というお声もたくさんいただきました。この空間では、ジェスチャーでマナティーにエサをあげることもできます。「自分があげたエサを食べてくれると嬉しい(30代女性)」「にんじんを食べるとハートが出るのはかわいいですね(30代女性)」「かわいくて、つい夢中になってしまいました(50代女性)」

水が汚れてきたら、ジェスチャーを使ってオゾンの力で水槽をキレイにすることも。実はこれ、鳥羽水族館でも使用されている三菱電機の「オゾナイザー」をわかりやすくイメージしたものなのです。「何年か前に鳥羽水族館でマナティーを見ました。水がキレイだったのは『オゾナイザー』のおかげだったんですね(30代女性)」

「大都会の中の貴重な癒しの空間(40代女性)」とのご意見をいただいたように、幻想的な水の世界でマナティーと遊べるこの空間は、お子さんから大人の方までどなたにも大好評。「ここ、気持ちいいから戻ってきちゃいました(60代女性)」という方も多くいらっしゃいました。

オゾンや泡のパワーで水をキレイにする技術

METoA 3(3F)は、私たちを取り巻く水事情や「水の循環」を支える三菱電機の技術などを、楽しい仕掛けの展示やゲームで学べるエキシビションフロア。その入口は、手押しポンプを使った映像コーナー「イントロダクション 日本の水のお話」から始まります。「このポンプ、懐かしいですね。昔はずっとこれを使っていたんですよ(70代女性)」なんてお声もちらほら。ポンプを押すと日本の水事情を紹介する映像が流れます。「何気なく水道を使っていたけど、世界には水道水が飲めない国がこんなにあるんですね(50代女性)」「日本人は本当に水道水を飲むのですか?!(外国人カップル)」と、それぞれに驚きのコメントをいただきました。

循環する水の旅をアニメーションで追う「ウォーターストーリー」では、水をキレイにする三菱電機の「オゾナイザー」や、泡のチカラで油汚れを取り除くことができる「マイクロバブル」の技術を紹介。さらにその働きを、ポンプで空気を送る「オゾンクリアチャレンジ」や、おもちゃの銃を使って泡で汚れを狙い撃ちする「マイクロバブルシューティング」などのゲームでお楽しみいただきました。「オゾナイザーを家庭で使えるようになれば、もっと環境にやさしい社会になりますね。三菱電機さん、頑張って!(60代男性)」「家庭で出る汚れもすべてマイクロバブルで落とせたら、環境改善もスピーディーに進むんじゃないかしら(40代女性)」「シューティングゲームがおもしろかった。3回チャレンジしてやっとクリア!(小学生男児)」「銃で撃つというより、泡で汚れを落とすというのが優しいですね。子どもにも体験させやすかったです(30代男性)」

銀座に暮らす生きものたちをARで探索

三菱電機は、事業活動による生態系への影響を低減し、自然と共生するために「生物多様性保全」に取り組んでいます。そのひとつが、全国の各事業所で実施する「生きもの調査」。これをARで体験できるのが、「SEEK“AR” in Ginza」です。タブレットを利用して銀座周辺に生息する鳥や虫たちを探すゲームには、お子さんだけでなく大人の方もかなり熱中されていたご様子です。「銀座にもこんなに自然の生きものがいるんですね。実物を見つけてみたい(40代男性)」「アメリカザリガニはよく見かけるな。ヒヨドリもたしかにいるね。こうして見ると、街を歩くのが楽しくなりますね(40代男性)」「メダカやザリガニが元気に暮らしていることを考えると、街を汚くしたり水を汚したりはできないですね。子どももゲームでわかってくれたらいいな(30代女性・小学生女児)」

なかには、どこに何がいるのかを何度もARで確認し、「日比谷公園に探しに行ってみる!」という行動派のお子さんも。「SEEK“AR” in Ginza」をきっかけに、身近な生きもの探しを楽しんでいただければ嬉しいですね。

「東京水」がもらえるクイズラリーを開催!

本イベントの期間中には、イベントと連動した“水を知る”クイズラリーを2回にわたり開催しました。展示コーナーを回り、すべてのクイズにお答えいただいた方には、素敵な賞品をプレゼント。第1弾では、ペットボトル「東京水」をご回答者全員に、第2弾ではMEToA Cafe & Kitchenお食事券などがその場で当たる抽選をご用意し、多くの方にご参加いただきました。「東京水」は三菱電機のオゾナイザ―が採用されている東京都水道局東村山浄水場で採水されたもの。「ペットボトルに東京都の水道水が入ってるんですね。デザインもかわいいし、記念になります」と、賞品にも喜んでいただけたようです。

また、METoA Cafe & Kitchenでは、今回もイベントとコラボレーションした限定スイーツが登場しました。炭酸水に、エルダーフラワーのクラッシュゼリー、洋梨、葡萄、黄桃の3種のフルーツを浮かべた「マーブルゼリースパークル」は、ワインシロップを注いで楽しむ大人のスイーツ。ほろ甘い一杯で、イベントの余韻を楽しまれた方も多かったのではないでしょうか。

身近な水について学んだり、アクアリウムでマナティーたちと遊んだり、ゲームで水をキレイにする疑似体験を楽しんだりと、さまざまなかたちで水とふれ合える「Water Journey in Ginza — 水の循環でつながる世界」。イベントへのご参加を機に、水や生きものを大切にする想いを育んでいただければ、スタッフ一同とても嬉しく思います。最後に、ご来場者からお寄せいただいたコメントの一部をご紹介しましょう。

水について深く考えたことはなかったけど、知らない事実がいっぱいで勉強になりました。
(30代女性)

環境、水循環は将来に関わることだから、たくさんの子どもたちに見てもらいたいですね。むずかしい展示ではないので、楽しみながらも勉強になります。とてもよいところですね。
(50代女性)

いい展示ですね。むずかしそうな技術をわかりやすく展示していて、子どもでも理解できそう。私たちの住んでいる町にも、こんな展示があるといいな。きっと混むでしょうね。
(香川県からお越しの40代女性2人)

水で癒やすってあるけど、やっぱり人は水が近くにあると心が休まるんですね。小川のせせらぎなんかもそう。マナティーもかわいくてとても癒やされました。
(50代男性)

マナティーが野菜を食べるなんて!しかも人参が好物だなんて知らなかったです。ずっと見ていられますね。癒されます。
(20代女性)

instagramの「#METoA」を見て来ました。おしゃれなランチをした後に子どもとも遊べるなんて最高!お水のことも勉強になって、一石三鳥くらい得した気分です。
(30代女性3人組)

学校の帰りにコウモリを見た事があります。他にもこんな生き物がいるんだ!面白かったです。
(小学校4年生女子)

カルフォルニアから来ました。マナティーがかわいすぎて連れて帰りたい! 水処理の仕事をしているので三菱電機の製品は知っています。でもここがこんなにエンターテイメントなショールームだなんてびっくり。アメリカの水道水も、日本と同じくらいおいしいよ!
(30代アメリカの方・カップル)

東京に来る時はいつも立ち寄ってます。高速エレベーターが展示されていた前のイベントもおもしろかったけど、今回のもいいね。家族みんなで楽しめました。
(中国からお越しのお子様連れ4名様)

Water Journey in Ginza — 水の循環でつながる世界」にご来場くださったみなさま、本当にどうもありがとうございました。

有楽町駅に、にんじんを持ったマナティーが出現?!

実はこれ、東京メトロの駅デジタルサイネージ「メトロコンコースビジョン」で配信された本イベントの広告動画。こちらをご覧になって来場された方も多かったようです。