イベントレポート
共創ライブ #9
これからの社会に必要とされる仕事ってなんだろう
共創ライブを終えてのひとこと
福田 直晃さん
「サステナビリティ」や「社会に必要とされる仕事」というと堅苦しく感じられるかもしれませんが、学生のみなさんにとっては就活の延長線上にある重要なテーマ。本日の共創ライブが、自分や社会を見つめ直すいい機会になってくれれば嬉しいです。ご参加のみなさん、ありがとうございました。
片岸 恵子さん
共創ライブのお話をいただいてから、サステナビリティについてよく考えるようになりました。おかげで、それが自分自身の仕事とも大きく関わっていることを知るきっかけにもなりました。今日ここに来て、正解は一つではないこと、今からみんなで考えていくことが大事なんだとあらためて実感しています。
原 ゆかりさん
生き方も働き方も人それぞれ。正解なんてありません。だから迷っても足踏みせず、まずは一歩踏み出すことが大切です。行ってみて「違うな」と思ったら、また引き返せばいいし、うまくいったらそのまま突き進めばいいだけなのですから。「道に迷うことこそ、道を知ることだ」というアフリカのことわざ通り、試行錯誤を重ねた先に道は見えてくるはずです。
横山 泰治さん
これから社会人になる学生のみなさん。社会に出ることで自分が「変わる」のではなく、「増える」と考えてみてください。結婚すれば、「夫」や「妻」、「父」「母」としての自分も増えるし、職種や役職に応じていろんな自分がどんどん増えていく。そんな自分のバリエーションを豊かにする仕事こそが、これからの社会に求められる働き方ではないかと思っています。本日はみなさん、ありがとうございました。
第2部 テーブルディスカッション
これからの社会に必要とされる仕事ってなんだろう
第2部では、学生さんたちと三菱電機社員が一緒に社会課題について考えるテーブルディスカッションを行いました。お題は、これまでに「from VOICE」に登場した4つの身近なギモン。その中から1つを選んで、解決のヒントを話し合いました。30分の議論を経て導き出された回答を、2つのグループに発表していただきます。
■Aグループ
選んだVOICE:「この夏は電力不足のニュースをよく見たけれど、電気で動く機械はこのまま増え続けて大丈夫なの?」
僕たちは電力不足に着目し、電気の無駄をなくす方法を考えました。その中で出てきたのが、パソコンのCPUの発熱をエアコンに取り込むことで温風を出す、というアイデアです。でもパソコンや半導体、エアコンはそれぞれ別の部門が作っていて、それぞれのつながりも薄いので、ビジネスチャンスがあってもなかなか実現できません。そこで部門同士をつなげるAIや人と人を結ぶコーディネイター、さらには企業同士をつなげる会社をつくってみたらどうかというところまで議論が広がりました。
■Bグループ
選んだVOICE:「どんどん進化するAI。どう付き合っていけばいいの?」
AIのおかげで世の中はすごく便利になりました。でも一方で、人間の仕事が奪われたりとか、技術の悪用といった問題があるのも事実です。また原さんがおっしゃったように、AIは責任をとってくれません。自動運転で事故を起こした場合も然りです。こうした事態を招かないためにも、まずはAI利用のルール作りが重要だと考えます。その前提は、「AIは人を幸せにするもの」であるということ。それに則って、AIに倫理を教えたり、AIの正しい使い方を企業に教える仕事もこれから必要になってくるでしょう。これは人にしかできない仕事だと考えます。
学生さんたちの発表内容を、スタッフと一緒にその場でグラレコ※にまとめていく横山さん。こんなところにも共創ライブらしいアドリブ力が発揮されています。
「新しい時代に合った新しい仕事を創る。でも一人ではできないから、誰かと一緒に創る。そんな“共創”を体感することのできた一日になったと思います」という横山さんの一言で、イベントは締めくくられました。
ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
※グラレコ:グラフィックレコーディングの略。ミーティングでの議論内容や提案を、絵や図形などのグラフィックを用いてリアルタイムにまとめる手法
「共創ライブ #9」にご来場のみなさまのお声をご紹介します!
会場では、ご来場のみなさまにアンケートを実施いたしました。「色々な視点からものを考えることのヒントを得た」「普段の生活で考えないことを考える機会だった」「同年代の初めて会う方々と意見の交流ができた」などたくさんのご回答、「とても満足」との高評価をいただいております。ここでは、いくつかを抜粋してご紹介しましょう。
【質問1】共創ライブ#9に参加されて、どの程度“満足”しましたか?その理由も教えてください。
まあ満足:普段からサステナビリティに関係ある仕事をしながら深く考える機会はなかったので、考えを整理したり、学んだりする良い機会になりました。
(30代 会社員 男性)
まあ満足:色んな方の意見が聞けて良い刺激になった
(20代 会社員 男性)
満足:多方面で活躍されている社会人の方との関わりが沢山あった為
(20代 学生 男性)
【質問2】共創ライブ#9の「ご感想・ご意見・ご要望」をお聞かせください。
これからの社会に必要とされる仕事についてここまで深く考えたことはなかったので非常に勉強になりました。
(20代 学生 男性)
新鮮な意見をたくさん聞けて見聞が広がった
(30代 会社員 女性)
【質問3】共創ライブ#9から得た「気づき」を元に、あなたの生活・行動にどのような変化がありそうですか?
自分なりのサステナブルな働き方を模索していこうと思います
(30代 会社員 女性)
今当たり前のように使っている製品やサービスの源を考えるようになったり、逆に当たり前ではなくなっていくことに興味が出てくると思いました。
(20代 学生 男性)
サステイナビリティをより身近に感じ、行動していこうと思います。
(20代 学生 男性)