イベントレポート

イベントレポート

未来を変える出会いがある。​
共創ライブ #1

2022年4月5日(火)

ご来場者からの質問に答えていただきました!​

会場では、ご来場者のみなさまから登壇者へのご質問もいただきました。ここでは、そのひとつをご紹介します。

テレプレゼンスロボットのテクノロジーが進化する一方で、人間の知性や社会のルールはまだそこに追いつけていないような気がしています。みなさんのお考えをお聞かせください。

錢谷さん :とても難しい問題です。そもそも人間とは何をする生きものなのか、ということから考えなくてはなりません。ただテレプレゼンスロボットの技術は、人間と置き換わるようなところまで進歩していないので、まだ猶予はあります。それまでに、ゆくゆくはメタバース世界と現実世界の境界や、分身ロボットと自分のアイデンティティー問題みたいなことも議論していく必要があると思っています。​

春名さん : AIやロボットに人間の仕事が脅かされるといった話はよく聞きますが、技術がそこまで進むのはまだ先の話。もしそうなったときも、これは人間の欲求が生んだ進化でもあるので、ルールで縛れるような問題ではないと思います。僕自身がテレプレゼンスロボットで最終的にやりたいと思っているのは、マインドの変化です。地球を大事にしないといけないとか平和がいちばんだというような、知識や言葉ではなく、体験や実感を通して人の心が変わること。テレプレゼンスロボットにはその可能性があると信じて、開発に取り組んでいます。

吉藤さん : 僕は病気で大学に行けなかったときに、自分の分身ロボットを作って授業に参加したことがあります。先生の話にもちゃんとうなずいたりして、なんとか出席点は取れたんですけど、結局卒業はできなかったんですよね。それが今、コロナによってWeb会議やロボットでの参加が認められるようになってきた。そうなると今度は、学校や会社は生身で行くべきか、情報さえやりとりできればいいのかってことを考える段階になってくると思うんですが、そこはまだ全然追いついていないと感じますね。

川田さん : これからはテクノロジーを介した存在をもっと尊重していくべきだと考えています。人間の存在を1とするなら、ロボットは0.5だと軽んじるようなことがあってはならない。大切な存在を取りこぼさないよう、僕ら自身のマインドも変化させていく必要があります。ますます少子化が進む時代、三菱電機さんが取り組むテレプレゼンスロボット技術は、まだ1にもならない存在に接続するときに非常に大きな力になると信じています。​

ご質問をくださった方、ありがとうございました。

共創ライブを終えてのひとこと​

錢谷 享

錢谷 享さん

テレプレゼン技術はロボット開発の一部だと思っていましたが、実はもうそれ自体が大きなニーズや市場を形成していることを、今日は肌で感じることができました。今後もみなさんと一緒に新しいアイデアや技術を生み出していけたらいいなと考えています。

春名 正樹

春名 正樹さん

短い時間ながら、ここまで手応えのあるお話ができ、みなさまと親しみ合えたのはとても刺激的な体験でした。私たちもさらに技術を磨き、オリィさんや川田さんのような社会にインパクトを与えている方々と一緒に活動していきたいという気持ちが一層高まりました。

吉藤 オリィ

吉藤 オリィさん

僕の夢は、自分の介護を自分でできるようにすること。それはOriHimeだけでは解決できないので、三菱電機さんが持っているような開発技術がどうしても必要になってきます。今日のお話はとても可能性に満ち溢れていたので、これからもいろんな機会でご一緒できると嬉しいです。

マサさん

マサさん

今日はみなさんのお話を聞いていて、ワクワクが止まりませんでした。次はどんなことができるようになるのか、すごく期待しています。これからも一緒になかよく楽しみましょう、遊びましょう!

川田 十夢

川田 十夢さん

僕は今すごくマサ君と飲みに行きたい気分です。でも飲みすぎてマサ君に介抱してもらうのは申し訳ないので、そこは別のAIやロボットに任せたい(笑)。役割ごとに乗せるテクノロジーや外見を変えていくっていうのは結構大事だなと思いますね。今日は本当に勉強になりました。

最後に、「共創ライブ#1」にご来場のみなさまのお声をご紹介します

会場では、ご来場のみなさまにアンケートを実施いたしました。「新しい気づきがたくさんあった」「未来を考えるきっかけになった」「ロボットの見方が変わった」などたくさんのご回答、「とても満足」との高評価をいただいております。なかには、「ロボットで社会の課題を解決しようとする姿勢に感銘を受けた。”存在は1である”という話は興味深く、ゼロになりそうな存在をロボットで1にできる未来に期待したい(46~55歳 男性)」という熱のこもったご意見も。ここでは、それぞれの質問に対するコメントを抜粋してご紹介します。​

【質問1】共創ライブをご覧になって、どのような気づきがありましたか。

テレプレゼンスロボットは人間ができないことを遠隔で実行できるだけでなく、人をナチュラルに存在させたり、新たなキャラクターの存在を確立できるなど、多様な可能性があるとわかった
(46~55歳 男性)

テレプレゼンスロボットを活用した、人のプレゼンスを示すことの重要性、社会課題への取り組む際のアプローチ方法を学べた
(36~45歳 男性)

遠隔で人が入ることで、形がシンプルでも”人らしさ”を感じることができる
(46~55歳 女性)

すべてを忠実に再現することが、プレゼンス(存在)につながるわけではないと知った
(56~65歳 男性)

いろいろな取り組みをする会社や個人が対話することで、新しいアイデアが生まれる
(46~55歳 男性)

ロボットの価値、考え方、できることへの考え方が変わった
(26~35歳 男性)

【質問2】テレプレゼンスロボットやVISUAL HAPTICSが貢献できそうな社会課題は?

孤独な人の救済、危険作業の迅速対応、階層・国境のない交流
(46~55歳 男性)

高齢化社会における独居老人の孤独を和らげることができるかも
(56~65歳 男性)

ペットのお世話を遠隔で
(46~55歳 男性)

障がいやコンプレックスを超えてコミュニケーションできる
(36~45歳 男性)

【質問3】テレプレゼンスロボットやVISUAL HAPTICに期待することは?

ロボットのビジュアルを自分のなりたいキャラクターに変化できるといいかも
(46~55歳 男性)

今までの常識が変わり、どんな人にも生きやすい社会になるのではと期待
(46~55歳 女性)

早く実用化できる領域が増えるといいなと思う
(56~65歳 男性)

遠隔でのスポーツやアクティビティ
(36~45歳 男性)

人間が感じられないことを感じとれるようにしてほしい
(26~35歳 男性)

VRなどと組み合わせて家庭でも使えるようになったら楽しそう
(16~25歳 女性)

ご参加いただいた方には、改めてお礼申し上げます。
「共創ライブ#1」の模様は、METoA Ginza公式Youtubeチャンネルでもご覧いただけます。ぜひお楽しみください。

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