イベントレポート
離れた場所からスマホでロボットを遠隔操作!
「銀座でみかん狩り」レポート
2024年9月28日(土)
愛媛県今治市のアシックス里山スタジアムとMEToA Ginzaを一般回線通信でつなぎ、銀座のスマホを使って、里山スタジアムのロボットを遠隔操作し、みかんを狩る体験イベントを開催しました。実際に離れた場所からの操作体験を通じて、労働力不足や危険作業リスクの解消など、社会課題解決につながる遠隔操作ロボットの可能性について実感いただくことができました。
三菱電機は、ワークライフバランスの推進と新しい働き方の模索の一環として、「人の認知特性を活用した進化型遠隔操作サービスプラットフォーム」の開発を進めています。ストレスフリーな遠隔操作が可能な「VISUAL HAPTICS(ビジュアル ハプティクス)」や、複数のロボットを遠隔で同時に監視・操作できる「自動化技術」などを開発し、より自由で、効率的な新時代の働き方を支援するソリューションに取組んでいます。
人の認知特性を活用した進化型遠隔操作サービスプラットフォーム|企業情報 | 三菱電機
METoA Ginza1Fの受付カウンターで参加費300円をお支払いいただき、隣のイベントスペースで簡単なレクチャーを受けます。スペースにあるのは今治の里山スタジアムのロボットが映ったモニターと、ロボットを遠隔操作するスマホだけ。
METoA Ginza3Fの遠隔操作ロボットもスマホで操作しますが、目の前にロボットの実物がある場合とない場合ではかなり操作感が異なることが印象的でした。
スマホ操作のレクチャー後はいよいよ遠隔操作でのミカン狩り。1回目は練習で2回目が本番、2分間以内にミカンに見立てたボールを入れてそのタイムを競います。
モニター画面からはロボットとミカンの木が、スマホの画面にはロボット視点のミカンの木を見ることができます。少し通信のタイムラグがあるので、慣れるとスマホ画面を見ながらの操作が距離感を掴みやすく感じました。
体験くださった方全員にはミカンゼリーや愛媛県のキャラクター「みきゃん」のグッズからお好きなものを選んでいただきました。また、2分間にミカンを収穫できた方のニックネームとタイムをランキングボードに記録しています。参加者の中にはなんと31秒でクリアした方も。
銀座の会場には音声がなかったのですが、今治の里山スタジアムではこのミカン狩りの様子が流れていて、大きな声援を送ってくださっていたそうです。
このイベントに参加してくださった方々が遠隔操作ロボットの体験を通じて、より自由で、効率的な新時代の働き方を支援するソリューションについて知り、身近に感じるきっかけの一つになれば幸いです。ご参加いただいたみなさまには、あらためて厚くお礼を申し上げます。