イベントレポート

イベントレポート

でんき島の大冒険

開催期間:2019年7月10日(水) 〜 2019年11月11日(月)

毎日の暮らしに身近な電気はどこでつくられて、どのように届けられているのでしょうか──。そのナゾを数々のミッションを通して解き明かすのが、METoA Ginza第12弾イベント「でんき島の大冒険」です。ミッションクリアに必要なキーワードは、「つくる」「おくる」「くばる」。夏休み期間を含んだ開催にふさわしく、楽しいアトラクションが目白押しの本イベントには、ご家族連れを中心に国内外から多数の方々にご来場いただきました。活気あふれるその様子を、みなさまのお声とともにご報告します。

電気のある毎日を支える三菱電機の電力事業

「でんき島の大冒険」を遊ぶにあたって重要となるのが、「つくる」「おくる」「くばる」の3つのキーワード。これらは電気が私たちの元に届くまでの3要素「発電」「送電」「配電」に置き換えられ、三菱電機はそのすべてに関わっています。1923年にタービン発電機の製作を手がけて以来、三菱電機は日本の電力インフラを支える事業に携わってきました。現在では発電機や発電プラント監視制御システムをはじめ、電力系統を監視・制御する機器やシステム、そしてその効率運用をサポートするシステムの提供にも関わり、毎日の安定した電力供給を支えています。

そうした長年の技術と経験をもとにプロデュースしたのが、「でんき島の大冒険」です。文字通り“冒険”を楽しみながら、電気の知識を身につけることができる本イベント。小さなお子さまにもご参加いただける体感・体験型アトラクションを通じて、さまざまな電気のナゾに迫ります。ではさっそく、冒険の内容をご紹介していきましょう。

勇者となって“でんき球”を届ける大冒険に繰り出そう!

冒険のメイン舞台となるのは、METoA2(2F)のスペシャルコンテンツ「でんき島の大冒険」です。ここでは、参加者ひとりひとりが大画面にアバターとして登場する“勇者”となって、でんき島のシンボルである“でんきの塔”を点灯させるミッションに挑戦します。点灯を成功させるためには、「つくる」「おくる」「くばる」の3つのステージをクリアしなければなりません。腕を回したり、体をねじったり、ジャンプしたりとさまざまな方法でつくった“でんき球”を、障害物を避けながら島中に送り届けていく様は、まさに冒険そのもの。「楽しい! でんき島に電気を配ったよ!(4歳男児)」と、お子さまにも大人気でした。

ミッションを達成すると、島全体が光に包まれる感動のフィナーレを体験できるのも、この大冒険の魅力。「これは夢中になりますね。何度も並びたくなる理由がわかります(60代女性・5歳女児)」というお声も多数いただきました。「息子はやる気満々で、列に並んでいるときからでんき球を投げる練習をしていました(40代女性・小学生男児)」「こういう体を動かすゲームは大人子どもに関係なく本気でやります!(20代女性2人組)」と始まる前から意気込みを見せるご来場者も多く、連日たくさんの方々が冒険にチャレンジ。最後に冒険の証としてお渡しした写真と名前の入った「記念カード」も、「今年の夏初めての家族写真。いい思い出の一枚です(30代ご夫婦・お子さま連れ)」と喜んでいただけたようです。

火力、水力、太陽光の発電方法を疑似体験

METoA3(3F)エキシビションフロアでは、電気を「つくる」「おくる」「くばる」の各テーマに合わせたゲームや体験型の展示をご用意。まずは、入口の巨大な「でんき島ロードマップ」で、電気がつくられ、送り届けられるまでのルートをかわいいイラストやアニメーションで学べます。「毎日あたりまえに使っている電気は、こんなにいろいろな工夫を経て家に届くんですね(20代女性2名)」「とてもわかりやすくて感動しました。日本のこういうすばらしい教育を学んでいきたい(50代男性・中国人エンジニア)」「画面を押したり触ったりするとアニメーションが動き出すのがとても楽しく、息子のお気に入りです(40代女性と3歳男児)」と、マップに施された仕掛けも大好評でした。

続いて、「電気をつくろう!エレキパーク」では、「つくる」にフォーカスした体験型エキシビションをお楽しみいただきました。ここでは、火力、水力、太陽光のそれぞれの発電方法を、桶から水を流して水車を動かしたり、おもちゃの点火装置でボイラーに点火したり、太陽光ライトで太陽電池パネルを照らしたりと、体をつかって学ぶことができます。「すごい! お水が出たり火がついたりしておもしろい!(7歳女児)」「火力と水力はタービンを回して発電するって知ってたよ! でも太陽光発電のしくみは今日初めてわかった!(小学6年生男児)」「むずかしい発電の仕組みを子どもに理解してもらうには、遊びながらが一番いいですよね(50代男性・男児連れ)」

電気をムダなく送り届ける2つのアトラクションに挑戦!

つくった電気をムダなく大切に届けるには、「おくる」「くばる」ときにも工夫が必要です。そのしくみを楽しみながら学べるように、3Fには2つのアトラクションが用意されました。ひとつは「電気をおくろう!でんき球マラソン」です。これは、電気エネルギーのロスを防ぐため大きな電圧から小さな電圧へ変えながら電気を「おくる」様子を、でんき球を転がすアトラクションで再現したもの。でんき球の進路をコントロールして、障害物を避けながら星を取って進んでいくこのゲームは、「これ大好き! もう3回やったけど、またや挑戦しに来るね!(小学生低学年男児)」とお子さまにも大評判。「これはおもしろいですね。電圧を小さくしながら送っているなんて知らなかった。本気になりすぎて疲れちゃいました(60代女性・3名)」と、大人の方をも巻き込む白熱した展示になりました。

また、「電気をくばろう!デリバリーチャレンジ」では、電気を使う場所に合わせて必要な大きさにして「くばる」仕組みを、リズミカルなゲームで学べます。ビルや工場、住宅など、画面に次々と出てくる届け先に応じて、最適な電気の大きさ(電圧)を手元のボタンでテンポよくコントロールしながら、電気を配っていきます。「見て見て! 100点出ました!(10歳男児)」「友だちと競争しました。かなり盛り上がりますね!(20代女性)」とゲームに興じる一方、「そうか! 施設によって電圧を変えてるんですね。たしかに工場と家庭では使う電気量が違いますもんね(30代女性)」という発見も。どちらのアトラクションも2台ずつ設置していたので、ご友人や親子同士で楽しそうに競い合うシーンが目立ちました。

ショップやカフェ、スタンプラリーも大好評

METoA1(1F)にあるショップやカフェでは、毎回イベントと連動したグッズやコラボスイーツを展開しています。今回のショップでは、発電をテーマにしたカードゲームや、太陽電池で発光するランタン、電子回路をつなげて遊ぶモジュール玩具などをセレクト。「いつもMEToAショップのセレクトを楽しみにしています。今回の太陽光を使うものやボードゲームなどもとても素敵ですね。自分で探すと大変ですが、METoAはいつもセレクトがいいので見ているだけでも楽しくなります(40代女性と小学生女児)」

一方、METoA Cafe & Kitchenでは、でんき島を彩り豊かなスイーツで再現した「でんき島のロールケーキ」を期間限定でご提供。冒険で遊び疲れた体を癒やしに立ち寄られる方も多かったようです。

「でんき島の大冒険」では、この1Fを含め、各フロアにて「冒険の書」を配布。電気のことが学べるテキスト&ノートブックでありながら、スタンプラリーの台紙にもなっていて、すべてのスタンプを押すと一枚の絵が浮かび上がる仕掛けが大好評でした。「おお! 最初くじらのスタンプを押したとき、こんな綺麗な絵になるなんて想像できなかったよ! 押すたびにサプライズでした。グッドアイディアだね!(20代カナダ人カップル)」「重ね押しをしていくスタンプラリーは珍しいですね! カラフルでワクワクしました(40代母・5歳男児)」

「でんき島の大冒険」開催中には、期間限定イベントも実施しました。まず7月10日~8月9日の平日夜間(17:00~20:30)には、無料でスパークリングワインを楽しみながら、夜のでんき島を体験する「Yorimichi Bar」を開催。「電気をおくろう! でんき球マラソン」で高得点を獲得された方には、ミックスナッツを進呈いたしました。次いで10月15日~11月11日の平日夜間に行った「Yorimichi Stand」では、METoA Ginzaオリジナルのタピオカキャラメルミルクティーをプレゼント。会社帰りの大人の方にも、童心に還って冒険を楽しんでいただくきっかけとなったようです。

また、9月27日、10月4日、10月7日には、METoA Cafe & Kitchenにて「銀座に志かわ×三菱ブレッドオーブン特別コラボメニュー」が限定登場しました。行列のできる「銀座に志かわ」の高級食パンを、三菱ブレッドオーブンで耳までしっとりふわふわの新食感トーストに焼き上げ、オリジナルディップで楽しむ特別メニューはお客様にも大評判。店内では、一般に流通している食パンの試食もお配りし、三菱ブレッドオーブンの新感覚の「生トースト」をお楽しみいただきました。

さまざまなイベントや仕掛けにより、お子さまから大人まで多くの方々にご満足いただいた「でんき島の大冒険」。おかげさまで開催期間を延期するほどの大盛況のうち、11月11日に無事終了いたしました。本イベントが、みなさまに電気のしくみやエネルギーの大切さを知っていただく好機となれば幸いです。

最後に、ご来場のみなさまからお寄せいただいたお声の一部をご紹介します。

オーストラリアで電気に関わる仕事をしています。むずかしい電気のことをこんなにもおもしろい形で表現してくれることに感心しました。体験楽しかったです。スタンプラリーもよかった!
(オーストラリア人20代カップル)

日本には、こうして楽しく知識を学べる施設があってすばらしい。カナダにはアートに関するミュージアムやギャラリーはあっても、METoA Ginzaのような施設はないのでうらやましく感じます。
(カナダ人20代カップル)

初めて来た日本で、こんなに遊びながら勉強もできる施設と出会えて楽しかったです。三菱電機すごい!
(中国人30代女性・お子さま2名連れ)

すべてが先進的! 楽しく知識を得ることができますね。私の国にもこのような施設が欲しいです。子どもたちはものを学ぶことがスタートラインですからね!
(中国人40代女性・お子さま連れ)

会場のポスターにあったSDGsについては、学校で習いました。ソーラーパネルにつても授業で教わったので、ここに来て復習することができてよかったです。
(インドネシア人40代夫婦・お子さま2名連れ)

子どもにも理解できるようにおもしろく表現されていてすばらしい。ここで体験したことをきっかけに、エンジニアになりたい子どもが増えていくことが想像できます。
(外国人30代カップル)

METoA Ginzaは、子どもにとってはとても楽しい場所。教科書を使って学ぶよりも体験しながらのほうが集中力も上がるし、知識を吸収しやすいと思います。
(50代女性)

子どもがはまって、度々通っています。去年の宇宙イベントの頃から毎回楽しませていただき、今回のイベントも子どもが熱心に体験していました。大人でも知らないことがあるので、毎回勉強になります。
(30代女性・小学生男児連れ)

遅い時間までやっている子ども向けの施設があまりないので、METoA Ginzaにはよく来ています。今回もとても楽しかった!
(40代男性・お子さま連れ)

でんき島の大冒険」にご来場くださったみなさま、本当にどうもありがとうございました。