アニメーションライティング誘導システム
エレベーターの心地よさ向上を目指して。
光のアニメーションを活用して、施設内の誘導やエレベーターの利用状況の表示を行うコンセプトで、快適に移動できる施設づくりに貢献します。エレベーターと連動して、到着案内を表示したり、降りる方がいる場合は予め乗場に表示することで、譲り合いを促します。また、乗場での待ち時間を楽しく、心地よく過ごせるよう、常時エレベーターの扉を光のアニメーションで演出します。
東京藝術大学大学院映像研究科との共同研究では、エレベーターの新しい価値の創出に取り組んでおり、現状のエレベーターにはなかった、楽しさや心地よさといった心理的な快適さを、自由な発想によるアニメーション表現で探る研究を行っています。
研究テーマ
01|エレベーターの運行状況を、より直感的に伝える表現
扉や床を利用したアニメーション表現を用いて今までにない方法で運行状況をユーザーへ伝達します。
02|エレベーター待ち時間のストレス低減
乗場でのエレベーターを待っている時間を、楽しく、心地よく過ごせるようなアニメーション表現を探ります。
展示作品
上映タイムスケジュール
時刻 | 展示作品 |
---|---|
11:00 〜 13:00 | マンガ的な表現を用いたドアの開閉ナビゲーション |
13:00 〜 15:00 | うちなータイムエレベーター “スカイ・ビーチ” |
15:00 〜 17:00 | 動く“ 襖絵"エレベーター |
17:00 〜 18:00 | マンガ的な表現を用いたドアの開閉ナビゲーション |
18:00 〜 20:00 | うちなータイムエレベーター “サンセット・ビーチ” |
20:00 〜 21:00 | 動く“ 襖絵"エレベーター |
EMIRAl3 xDAS 路面ライティング
人と車の未来型コミュニケーション
次世代の運転支援技術を搭載したコンセプトカー「EMIRAl3 xDAS」。ドライバーと車がコミュニケーションし、周囲の人や車とも通じあえる技術で、安心•安全で快適な車社会を目指しています。車の動きやドライバーの意思をアニメーション化して路面に投射する「路面ライティング」は、従来のウィンカーなどではつたえられなかった、ドライバーの思いやりや気づかいまで表現します。
東京藝術大学大学院映像研究科との共同研究では、「車から人へのおもてなし」と「安全安心に配慮したコンテンツの開発」をテーマとして、デザインの研究・開発を行っています。
研究テーマ
01|車から人へのおもてなし
アニメーションのもつ効果や機能を研究し、楽しさや、心地よさといったユーザーの体験に寄与する表現の研究。
02|安全安心に配慮したコンテンツ開発
子どもや高齢者、外国人など、誰が見ても、車の挙動やドライバーの意図が伝わるアニメーションの研究。
展示作品
「四季」のおもてなし
「天気」のお知らせ
ハムちゃんと遊ぼう!
~子供を危険から守る~
マンガ的記号による車と人のコミュニケーション
コンシェルジュによる車とのコミュニケーション
キャラクター群によるサイン
手のアニメーションを使ったサイン
福地明乃 Akino Fukuji
1993年沖縄県出身。2016年沖縄県立芸術大学美術工芸学部デザイン工芸学科デザイン専攻卒業。2017年現在、東京芸術大学大学院映像研究科アニメーション専攻在籍中。
岡本将徳 Masanori Okamoto
アニメーション作家。
2008年、武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業。2012年、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻修了。作品歴に、「ばあちゃん」「パンク直し」「'Ho-Ho' This message is boiling hot.」「BONNIE」など。
谷耀介 Yosuke Tani
1992年京都生まれ。立命館大学映像学部卒業。在学中アトリエRojueにてデッサンを学ぶ。2017年現在、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻在籍中。
胡ゆぇんゆぇん Yuanyuan Hu
1986年生まれ、中国出身。4歳から日本に滞在し、小学校卒業後帰国。2009年南京芸術学院グラフィックデザイン専攻卒業。2012年東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻修了。現在映像作家として日本で活動中。
重田佑介 Yusuke Shigeta
東京芸術大学大学院映像研究科メディア映像領域修了。驚き盤やゾートロープなど装置を含めた広義なアニメーションへの興味からメディアアート領域で活動。「がそのもり」第14回文化庁メディア芸術祭、「お話の力学」第12回文化庁メディア芸術祭など。