METoA 新春 凧揚げ

イベントレポート

Wind Lab in Ginza — 風と遊べるテクノロジー空間

METoA 新春 凧揚げ

開催期間:2018年1月2日(火)〜 2018年1月8日(月)

2018年1月13日(土)〜 2018年1月14日(日)

オリジナルの凧を描いて、METoA VISIONの大空に飛ばしてみよう──。そんなお正月らしい、そしてMEToA Ginzaならではのスペシャルイベント「METoA 新春 凧揚げ」が、年始に開催されました。お子さんから大人の方、外国のお客様にも大好評だったデジタル凧揚げの様子をレポートします。

METoA VISIONが、凧の舞う大空に大変身!

凧揚げといえば、伝統的なお正月の風物詩。でも最近では、さまざまな規制の問題もあり、凧を片手に走り回る子どもの姿や、空に色とりどりの凧が舞う光景を見かけることも少なくなりました。
そこでMEToA Ginzaでは、64面マルチディスプレイ「METoA VISION」をお正月の間だけ“凧揚げ会場”として大開放。大空に見立てた大画面にオリジナルの凧を飛ばして遊ぶ、「METoA 新春 凧揚げ」をお楽しみいただきました。

まずはぬりえで凧づくり。オリジナル作品も続々!

「METoA 新春 凧揚げ」の会場は、METoA VISIONのある2F・METoA2。期間中は、壁一面に広がる大画面も、富士山や初日の出、金屏風といったお正月をイメージした背景に様変わりし、年始の気分を盛り上げます。この金色の大空に凧を飛ばしてみようというのが今回の企画です。でも、いったいどうやって──? 実はとっても簡単なのです。

参加希望者は、まず受付に並んだ台紙から使いたいデザインを選びます。台紙には、昔ながらのやっこ凧や獅子凧をはじめ、ドラゴンや飛行機など7種類のぬりえのほか、オリジナルの凧を描ける白紙をご用意。線画に色を塗るだけなので、小さなお子さまや絵の苦手な方にも気軽にご参加いただけるしくみです。

好みの台紙を選んだら、会場に配置された大テーブルで作業開始。12色の色鉛筆を使って自由に色を塗っていきます。同じモチーフの線画でも、色や塗り方によって個性が出てくるのもおもしろいところ。なかには、オリジナルの大作に挑戦する方もいらっしゃいます。お子さまだけでなく、大人の方も熱心に作業されていた様子が印象的でした。

“風”に乗って大空を泳いだ3000枚の凧

絵が完成すれば、凧揚げの準備は完了です。描いた絵をアテンダントに渡して、専用システムでスキャン。すると、数秒後には自分の描いた凧が、METoA VISIONの大空を悠々と飛び回りはじめます。スタート地点は、画面真ん中の富士山の頂上。自分の凧が姿を現すたびに、会場からかわいい歓声が上がります。画面いっぱいの空に飛び立った凧は、ときおり反転したり、速度を変えたりと、まるで本物の“風”に舞っているかのよう。いつまで眺めていても飽きません。

METoA VISIONに同時に表示できる凧の数は60枚。たくさんの凧が空を泳ぐという、都会の空では見られなくなった風景が、大画面の中で再現されていました。自分の凧はもちろん、ほかの誰かが描いた凧を鑑賞するのも楽しみのひとつ。丁寧にぬりえされたものから個性的なオリジナル作品まで、バラエティに富んだ凧が金色の空を埋め尽くします。みなさんの力作を見ているうちに、「もう一枚」と再度挑戦される方も多くいらしたようです。ぬりえやお絵かき、凧揚げといった、シンプルだけど奥の深い作業は、子どもから大人まで誰をも魅了する遊びなのでしょう。期間中に揚がった凧は、約3000枚。心温まる数々の作品で、METoA Ginzaの1年の始まりをめでたく飾っていただきました。