Smooth Access City イベントレポート

イベントレポート

Wind Lab in Ginza風と遊べるテクノロジー空間

開催期間:2017年10月20日(金)〜 2018年2月25日(日)

METoA Ginza第6弾イベントとして2月まで開催されていた、「Wind Lab in Ginza – 風と遊べるテクノロジー空間」。さまざまな風を、見て、触れて、体験できる、これまでにない展示が注目を集めました。開催期間中にクリスマスやお正月を迎えたことから、関連のスペシャル企画も充実。4か月間のイベント内容を、ご来場者の声とともに振り返ります。

見えない風を展示するユニークなイベント

1921年の創業以来、人と風の関わりを研究し続けてきた三菱電機。その歴史は扇風機に始まり、世界初のラインフローファンを搭載したエアコン「霧ヶ峰」、風で吹き飛ばすハンドドライヤー「ジェットタオル」、さらには空港上空で風の動きを計測する「スキャニングウインドライダー」、高速エレベーターの快適性を支える「整風カバー」など多岐にわたります。「Wind Lab in Ginza – 風と遊べるテクノロジー空間」は、風を見つめ続けてきた三菱電機だからこそ実現した他にはないユニークなイベント。ふだんは見たり触れたりすることのできない風を、さまざまな形でお楽しみいただきました。

たとえば、『Illuminated Wind — 風のゆらぎ』もそのひとつです。これは、 METoA 1(1F)エントランスでみなさまをお出迎えする風のシンボルオブジェ。「霧ヶ峰」が生み出す心地よい風のゆらぎを、幾層もの帯とカラーライティングによって表現することで、これから始まる風の世界へと誘います。「見えない風が見えるなんて、こういう展示は面白いわね(50代ご夫婦)」「風ってこんなふうに動いているんですね(20代女性)」「布がヒラヒラしてとってもきれい(20代女性)」とみなさまにもご好評。「光沢感のあるデザインが素敵! (60代女性)」と、オブジェとして使われた「霧ヶ峰」にご興味を持たれたお客様も多数いらっしゃいました。

目で肌で、そして心で風を感じる映像体験

METoA 2(2F)では、64面ディスプレイ「METoA VISION」を使った、風と一体になれる新感覚映像『Be the Wind』を公開。日本の美しい四季のCG映像に合わせて、扇風機やエアコン、ジェットタオルといった三菱電機製品の風を肌で体感できる仕掛けです。「Wind Areaに立つと本当に映像に入り込んだような気分になるね! (50代女性)」「映像が素晴らしくて2回も見ちゃったわ(50代女性)」「風になった気分になれました(70代男性)」「風が気持ちいいです!(30代女性)」と、みなさまもそれぞれの風体験を楽しまれたご様子です。

『Be the Wind』の幕間には、ネットで反響を呼んだ「霧ヶ峰」50周年スペシャルムービー『人生に吹く風』を上映。人生に吹く風をドラマ仕立てで表現した映像に、ときおり涙を見せるお客様もいらっしゃいました。肌だけでなく、心にも風をお届けできたようです。

換気扇やエアコンの風を使った体験型アート

「Wind Lab in Ginza」のメインラボとなるのが、METoA 3(3F)。風を使ったアートや三菱電機のさまざまな風技術を楽しめる体験型の展示スペースです。その導入となるのが、シロッコファンの“押し出す風の力”を利用した『風のおどり』。人が近づくと反応し、7つのボールがかわいらしいダンスを披露します。「一生懸命踊ってる感じがいいですね(20代女性)」「シロッコファンって換気扇に使われてるものですよね。それがこんなに癒されるアートになるなんて!(50代女性)」「このボール、上から糸で吊してないの? 換気扇の風の強弱だけで動いてるとは思えないほどよくできてるわね(60代女性)」など、たくさんのお声をかけていただきました。

「また、エアコンの“まっすぐ進む風”を自らつくる疑似体験ができる展示『風をかなでる』も、お子さまから大人にまで大人気。エアコン内部のラインフローファンを模したユニットに息を吹きかけると、ハートや花びらなどが次々と流れ出るというインタラクティブアートです。「実際に吹いてみるまで、どの絵柄が出るかわからないところがいいですね。何度でもやってみたくなります(40代夫婦)」「仕掛けが面白い!肺活量が鍛えられますね。親子で同時にやると楽しそう(30代男性)」。この展示は「かわいいし、インスタ映えする(20代カップル)」とのことで、多くの方々が写真撮影をされていたのも印象的でした。

空の安全と快適性に貢献する三菱電機の風技術

展示を通して広く知っていただいた三菱電機独自の風技術もあります。ひとつは、『風をみる』でご紹介したスキャニングウインドライダー。これは、風の動きを計測・可視化することにより飛行機の安全な離着陸に寄与する装置で、国内では唯一、三菱電機が開発・製造を行っています。会場では、特殊なフィルターを使ってその機能を体験していただきました。「風を測るって大事なことだとあらためて気づかされました。飛行機に安心して乗れるのも、こういう装置があるからなんですね(40代女性)」

もうひとつは、『風をととのえる』コーナーで展示した、中国最高層ビル「上海タワー(上海中心大厦)」のエレベーター整風技術。三菱電機のエレベーター技術に、独自の流線型カバーを組み合わせて風を整えることで、分速1230mの超高速昇降にもかかわらず騒音と振動を大幅に抑えています。会場では、この整風カバーの模型を使った実験もお楽しみいただきました。「風の通り道に人が立つと、気流はこんなふうに変わるのね。風の動きが見えて面白いですね(40代女性)」「上海タワーに上ったことがありますが、動いているのがわからないくらい静かでした! 整風カバーのおかげだったんですね(40代女性)」「快適な乗り心地の背景には、目に見えない工夫と努力があるのですね(50代女性)」

METoA 3(3F)ではこの他にも、約100年にわたる三菱電機の風の歴史を、エポックメイキング製品とともにご紹介。1920年代の扇風機や1968年の「霧ヶ峰」初号機といった貴重な実機も展示し、「この扇風機もエアコンも、すごく懐かしい!(70代男性)」「昔の扇風機ってかわいいね!(20代女性2名)」といったお声が数多く寄せられました。

カフェにイベントに、コラボ企画も盛りだくさん!

「Wind Lab in Ginza」開催期間中は、イベントを盛り上げる数々の連動企画も生まれました。まず、1FのMEToA Cafe & Kitchenでは、風になぞらえて“風車”を模した「ウィンドミル チェリーパイ」をコラボメニューとして展開。また、METoA Ginzaのスペシャルイベントとして、クリスマスにかけては、お子さまに大人気のスタンプラリー『ぐでたま ぐでぐでウインドラボ』や、平日夜限定でスパークリングワインを無料進呈する『METoA Yorimichi Bar』、お正月には、METoA VISIONに自作の凧を飛ばせる『METoA 新春凧揚げ』を開催しました。

その他にも、センサーを使った風の見える化ソリューション「Windgraphy」(KOA株式会社開発)とのコラボ展示や、『ギネス世界記録TMに挑戦! 何個入るか? 紙飛行機スローイングチャレンジ』などユニークなイベントも実施。2月25日にはみごとギネス世界記録も誕生し、イベントの終幕を晴れやかに飾ることができました。

風を通じて、三菱電機のさまざまな技術や想いをお届けした「Wind Lab in Ginza – 風と遊べるテクノロジー空間」。みなさまにも素敵な風を感じていただけたら幸いです。最後に、今回ご来場者からお寄せいただいたコメントの一部をご紹介します。

とても面白い施設ですね! 説明を聞くともっと楽しめる。これまで知らなかった風のことをたくさん勉強できました。
(40代夫婦)

銀座に来たら、ただおいしいものを食べて帰るだけでなく、こういう体験型の施設で有意義に学ぶというのもいいね。
(60代男性)

よくよく考えてみると三菱電機さんっていろいろ作ってますね。だから内容を変えてイベントができるんですね!
(40代男性)

三菱電機さんの製品って、今もそうだけど昔のもモダンでオシャレですね。風なんてあまり気にしたことなかったけど、いろんな製品や技術を開発されているのを知って、ちょっと感動しました。
(40代女性)

三菱電機さんってたしかにいろんな事業をされてますよね。こういう場があると、どういうことをやってるかわかりやすくていいですね!
(30代男性)

ここが目的で来ました。見せるだけじゃなくて体験型にしているのが良いですね。産業のことを調べるのが好きなんですが、三菱電機さんはいろんな事業や製品を展開していて本当にすごいです!
(30代アジア人男性)

映像も展示も素晴らしかった。エアコンは霧ヶ峰にします! 三菱電機さん頑張って!!
(80代男性)

わーすごい! 風が見える。その技術すごい!
(小学3年生の女の子)

風をたくさん感じることができました。
(70代男性)

面白かったー! もう一回体験したい!
(小学生数名)