Re-Birth in Ginza イベントレポート

イベントレポート

Re-Birth in Ginza家電リサイクルが創る、出会いと驚きの世界。

開催期間:2017年2月22日(水)〜 2017年6月14日(水)

開館時間:11:00 〜 21:00  入場無料

METoA Ginza第4弾イベントとして、6月まで開催されていた「Re-Birth in Ginza -家電リサイクルが創る、出会いと驚きの世界。」。みなさまもご覧になりましたでしょうか。リサイクルというテーマには多くの方々が関心を持たれているようで、ご家族連れから会社員・学生のみなさま、外国人旅行者までさまざまなお客様にお越しいただき、開催期間中にご来場者100万人を達成することもできました。ここでは、みなさまのお声をもとに、約4ヵ月間のイベントの様子をあらためて振り返ります。

銀座でリサイクルイベント!?

使い終わった家電、その先の世界を想像したことがありますか? ──そんな問いかけからスタートした「Re-Birth in Ginza」。身近な家電のリサイクルとその未来を紹介する展示は、METoA Ginzaファンのみなさまのみならず、たまたま銀座を訪れた方々にも訴えかけるものがあったようです。「気になって入ってみたら、ビックリがたくさんありました(20代男性)」というお声を筆頭に、「銀座でリサイクル紹介展示は斬新だと感じました。リサイクルグッズも素敵なものばかり(50代女性)」「リサイクルをこんなにわかりやすく展示してくれてありがたい(40~50代男女3名)」などのご意見を頂戴いたしました。

なかには、「三菱電機がこういったメインイベントで紹介するほどリサイクルに取り組んでいるイメージがこれまで無かった、いろいろと勉強になりました(50代女性)」というお声も……。実は、三菱電機は1999年に家電リサイクル工場を業界で初めて稼働させ、2015年度末までに延べ70万トンのリサイクルを達成しています。また、独自の「大規模・高純度プラスチックリサイクル」技術により、新製品に再利用可能な高品位プラスチックのリサイクル率も、従来の6%から70%へと大幅に拡大しているんです。そんな三菱義電機のリサイクルテクノロジーとアートを融合させたイベントが、「Re-Birth in Ginza」。開催中はどんな展示が行われていたのか、ここでもう一度振り返ってみましょう。

家電の再生ストーリーをオブジェや映像で表現

1Fのアテンションゾーンでは、工業デザイナー川本尚毅氏によるオブジェ「解体のシャンデリア」を展示。この作品は、同氏の手による3Fのオブジェ「Reincarnation ー再生ー」と対を成し、リサイクルによる家電の生まれ変わりを表現しています。「1Fでは家電が解体され、破砕されていく姿を表現。3Fでは破砕されたプラスチックが粒状のペレットとなり新たな家電へと再生する様子がキラキラとしたオブジェで表されている。そう説明を聞いてしっくりきました。理解できると、ますます美しい作品に思えてきますね(50代女性)」

解体から再生のストーリーは、2Fの「METoA VISION」で上映された「Re-Birth 循環の鼓動を聴く」にも引き継がれています。これは、和太鼓アーティスト集団DRUM TAOの演奏とアニメーションを組み合わせ、家電が生まれ変わっていく様をダイナミックな音と映像、そして風により表現した作品。「迫力のある映像で体の奥でズシーンと響き渡りました(70代女性)」「こんな大きなスクリーンを間近で見られるなんてすごいですね。太鼓の音は迫力があるし、風が吹く仕掛けがとてもおもしろいです(50代男性)」など、たくさんのご感想をいただきました。また、「Wonderful!」とエンディング時に拍手を贈ってくださったり、「三菱電機の常設スペースなんですか?Cool!!」と喜んでくださった海外からのお客様も多く、国境を越える演奏や映像の力をあらためて感じることができました。

3Fのエキシビションゾーンは、家電リサイクルの工程をパネル展示や実験コーナーなど、楽しく学べるフロアとして、連日多くのお客様でにぎわっていました。クリエイティブラボLENSによるインタラクティブアート「カイタイノセカイ」では、家電がリサイクル素材として生まれ変わるまでの物語を、コミカルなアニメーションでファンタジーの世界を表現。絵本に見立てたインターフェースで見たい場所にズームインできる仕掛けも好評でした。「かわいくてずっと見ていられます。リサイクルを楽しみながら学べる展示がいいですね!(20代女性)」「子どもにもわかりやすくていいね(60代男性)」

また、三菱電機のリサイクル技術を実験で体験できる「PLASTICS RECYCLING」は、大人から子どもまで、みなさまに大人気でした。「三菱電機さんの技術で70%もリサイクルできるなんて本当にすごい!説明もとてもわかりやすかったです(40代男性)」「ジグ選別の実験では、色分けされたプラスチックが層ごとに分かれていく様子を学べました!(30代男性)」「こんなふうにプラスチックがリサイクルされているなんて全く知らなかった。すごい技術ですね。(30代ご夫婦)」と様々な反応をいただきました。

イベント連動企画やコラボカフェメニューも登場!

「Re-Birth in Ginza」連動企画として、春休みやGWには「こびとづかん」とコラボした「こびと探し+エコクイズラリー」を3回に分けて実施。6月10・11日には、書家・詩人の坂口赤道氏による書道パフォーマンスイベント「『書』と『環境』」を開催しました。お子さんやお孫さんと一緒にこびと探しを楽しみながら、ゆっくりと展示をご覧になるご家族や、書道パフォーマンスを通じて資源の大切さに気づいたというお客様も多く、素敵な相乗効果を得られたように思います。とくに「こびと探し+エコクイズラリー」は、小学校でも話題になっていたそうで、たくさんのお子さんたちにご参加いただきました。

また、イベント開催期間中は、1FのMEToA Cafe & Kitchenでもコラボメニュー「3種のベリー“3B”のアイスケーキ」が登場しました。これは環境活動の3R(リデュース、リユース、リサイクル)になぞらえたスイーツで、食器にも“土に還る”天然素材を使用。METoA Cafe & Kitchenでは、イベント毎にこうした限定メニューをご用意して、みなさまをお待ちしています。

銀座から世界に広がるリサイクルの輪

駆け足で振り返った「Re-Birth in Ginza」の総括レポート、いかがでしたでしょうか。本イベントに際し、METoA Ginzaには本当にたくさんの共感コメントが寄せられました。最後にその一部をご紹介します。

科学の力をここまで応用してリサイクルするってすごいですね!エコに興味がわきました!
(20代男性)

リサイクルの説明を聞き、資源を大切にしたいと思いました
(70代女性)

自分の捨てたものがどう処理されていくか知っているのと知らないとじゃ意識が変わるから、こういう展示は貴重だよね
(60代男性)

家電リサイクルを一般向けの展示にするなんてすごい!アテンダントさんもよく勉強されてますね
(メーカーリサイクル関係会社・40代男性)

三菱電機の高度な技術に感服しました
(フランスのリサイクル工場関係者)

オーストラリアではこのような技術を見ることはできない。定期的に内容を変えて展示しているのもおもしろいですね
(オーストラリア人家族3名)

日本のリサイクルは素晴らしく感動しました
(ドバイ・30代男性)

リサイクルについてよくわかりました。どうもありがとうございます
(小学生の男子)